
決算が近づくと「利益が出そうなので、何か対策はないか」というご相談が増えます。節税は大切ですが、やり方を誤ると資金繰りを悪化させたり、銀行の評価を下げたりします。
検討したい「良い節税」
- 将来の投資の前倒し ― 必要な設備投資や修繕を、計画的にこのタイミングで行う。
- 制度の活用 ― 少額減価償却資産の特例、各種税額控除など、使える制度を漏らさない。
- 決算賞与・未払費用の計上 ― 要件を満たせば当期の費用にできます。
- 不要資産の整理 ― 使っていない資産の除却や、回収不能な債権の処理。
避けたい「悪い節税」
- 不要なものを買うだけの節税 ― 税金は減っても、それ以上に現金が減ります。
- 実態のない経費 ― 税務調査で否認され、加算税・延滞税のリスクを負います。
- 過度な節税で赤字化 ― 融資審査でマイナスに働くことがあります。
節税の本質は「払わなくてよい税金を払わない」ことであって、「お金を使って税金を減らす」ことではありません。手元に残るお金を最大化するという視点で、会社の状況に合った対策を一緒に考えます。
決算月の2〜3か月前までにご相談いただけると、打てる手が増えます。早めのご相談をおすすめします。